ホーム › 読みもの › AIを導入しても社長の仕事が減らない3つの理由|中小企業のAI活用で先に見直すこと › AI広告動画の作り方|撮影なし・顔出しなしで、場面ごとに直せる縦型動画を作る手順

AIで広告動画を作るときは、
ツール選びより先に「誰に見せて、見たあと何をしてほしいか」を決めます。そのうえで、絵には文字を描かせず、
字幕とボタンはあとから重ねる。こうしておくと、
撮影も顔出しもせずに縦型の広告動画が作れて、
気になる場面だけを言葉で直せます。
検索すると、AIで広告動画を作るツールの紹介はたくさん出てきます。ただ、どのツールを使っても、最初に決めることは同じです。
この記事では、私が架空の5業種で縦型の広告動画を作ったときの見本をもとに、
手順と、作る前に知っておきたい注意点をまとめます。
私自身、録画も編集も面倒で苦手で、
広告やウェビナー、
サイトに載せる動画を作りたいと思いながら、
長いあいだ作れずにいました。今は、細かい作業をAIに任せて、
自社の動画を自分で作っています。
先にお断りしておくと、見本の5本はすべて架空の会社です。画像はAIで作ったイメージで、
実在の人物やお店ではありません。どれも配信はしていないので、
反応の良し悪しはまだ分かりません。「自分の業種ならどんな動画になるか」を考えるための見本です。
5〜6場面の短い縦型の広告を、
業種ごとに絵のタッチを変えて作りました。ナレーションは、実際に入れたものをそのまま載せます。
| 業種(架空) | 絵のタッチ | 最初の一言 | 最後にお願いすること |
|---|---|---|---|
| 社労士事務所 | マンガ | 「また、辞めてしまった。せっかく育てたのに。」 | 30分の無料相談を予約 |
| 経理代行 | 実写風 | 「月末の夜。社長がまだ、領収書を整理している。」 | 無料で見積もる |
| 地域の塗装店 | 実写風・住宅街 | 「築20年。外壁の色あせ、気になっていませんか。」 | 無料の外壁診断を予約 |
| 行政書士事務所 | 手描きのあたたかいタッチ | 「母が施設に入って、一年。実家は、あのときのままです。」 | 無料相談を予約する |
| 小学生の学習塾 | 3DCGアニメ風 | 「また今日も、宿題でけんか。」 | 無料体験を申し込む |
同じ作り方でも、
絵のタッチを変えるだけで見た目の印象はずいぶん変わります。
【要一次情報:5本のうち、自分の会社だったらどれを使うか・その理由を2〜3行】
作業の多くはAIが進めます。それでも、人が決めないと進まないことがあります。この5本で私が決めたのは、次の3つです。
社労士事務所なら「人が辞めて困っている社長」に見せて、
「30分の無料相談を予約してほしい」。学習塾なら「宿題でけんかしてしまうお母さん」に見せて、
「体験授業に申し込んでほしい」。
ここが決まると、台本はほぼ決まります。ここがあいまいなまま作ると、
絵がきれいでも「で、何の動画?」になります。見たあとにしてほしいことは、1本につき1つに絞ります。
主人公が50代の職人さんなのに、声が若い女性だったら。見る人は、話より先に「あれ?」と思ってしまいます。
そこで、登場人物の男女や年代に合わせて、
場面ごとに声を選びました。読み上げは Fish Audio(文章を合成音声で読み上げるサービス)を使っています。自分の録音を使うこともできます。他の人の声を使うときは、必ずご本人の許可を取ります。
画面の上に大きな見出し、下に字幕。両方あると、スマホの小さな画面では、
目がどちらを読めばいいのか迷います。この5本は、上の見出しは出さず、下の字幕だけにしました。
作る前に決めること・AIへの伝え方のひな形・見本の動画5本を、
無料の手順書にまとめました。
AIに絵を作ってもらうとき、
「看板に◯◯と書いて」のように頼むこともできます。ただ、日本語だと文字がくずれたり、
少し違う字になったりします。
それに、絵に文字を焼き込んでしまうと、
「ボタンの言葉だけ変えたい」というときに、
絵ごと作り直すことになります。
だから、絵は絵だけ。字幕・ボタン・「画像はイメージです」の注記は、
あとから重ねています。こうしておくと、直すときに言葉で頼むだけで、
その部分だけ作り直せます。
広告は、1本作って終わりではありません。冒頭の一言を変えた版を2〜3本並べて、
どれが押されるかを見るものです。私も2019年12月から6年以上Meta広告を運用してきて、
そうやって比べてきました。作り直しが楽だと、比べる版を気軽に増やせます。
手作業で進めるなら、手持ちの編集アプリで、
場面の絵と録音した声を順に並べる方法もあります。
作る前に決める6つのこと・AIへの伝え方のひな形・この見本5本・自分で作るときに毎月かかるお金は、
無料の手順書にまとめています。
道具の月額は、別にかかります。 私の作り方では、
台本を書くAI(Claude)と、
絵を自動で作るAI(ChatGPT)に、
それぞれ有料プランが要ります。声の Fish Audio は、使った分だけの料金です。
動画をまとめる道具は、会社の人数で条件が変わります。 私が使っている Remotion(プログラムで動画を作る仕組み)は、
個人や、社員3人以下の会社なら無料で使えます。それより人数の多い会社は、
会社向けのライセンスが必要です(Remotion 公式のライセンスページ、2026年10月に確認)。
1本目から「イメージどおり」にはなりません。 絵は、思っていたのと違うものが出てくることもあります。そのときは、気になる場面だけ作り直します。
AIの画像は「イメージ」と書きます。 実写風の絵は実在の人ではありません。広告に使うときは「画像はイメージです」と入れ、
実在の人に似せた絵や、
他社のロゴ・キャラクターは作りません。広告に出す前には、
各広告媒体の審査基準も確認してください。
録画した動画がある場合の編集や、
外注と比べるときの費用の見方は、
動画制作の内製化はAIでどこまでできる?にまとめています。
出す前に、必ず最後まで自分の目で見てください。事実と違う数字や表現が入っていないか、
実写風の絵に「画像はイメージです」の注記があるか、
各広告媒体の審査基準に合っているかを確かめてから出します。
作れます。この記事の5本は、撮影も顔出しもしていません。場面の絵はAIで作り、声は合成音声で読み上げています。自分の声で届けたいときは、
スマホで録音した声を使うこともできます。
編集ソフトを操作する技術より、
「誰に見せて、見たあと何をしてほしいか」を決めることのほうが大事です。正直にいうと、いちばんの山は最初の準備です。Claude Code などの道具をパソコンに入れる必要があり、
黒い画面(ターミナル)を少し使います。そこを越えれば、あとは日本語で頼んで、
気になる場面を直していく作業になります。手作業でやるなら、
手持ちの編集アプリで絵と録音を並べる方法もあります。
私の作り方では、
台本と絵を作るAIに有料プランが要り、
声は使った分だけ料金がかかります。動画をまとめる Remotion は、
個人と社員3人以下の会社なら無料ですが、
それより人数の多い会社は会社向けのライセンスが必要です。
組織データ・専門知識・ノウハウを活かして、人とAIが成果を出せる組織をつくる。
作る前に決めること・AIへの伝え方のひな形・見本の動画5本を、
無料の手順書にまとめました。