ホーム › 読みもの › AIを導入しても社長の仕事が減らない3つの理由|中小企業のAI活用で先に見直すこと › 営業の仕組み化|紹介と営業で伸びてきた会社が、次に止まる4つの場所

結論からいうと、営業の仕組み化は、
トークやマニュアルを整える前に、
「どこで成約が人に頼っているか」を見つけることから始めます。
紹介や社長の営業力で伸びてきた会社は、
売上が立っているぶん、
止まっている場所が見えにくくなります。
ここ最近、不動産・店舗内装・物流(DX支援・人材育成)の社長からご相談をいただく機会がありました。業種は違うのに、詰まっている形はよく似ていました。
この記事では、紹介と営業で伸びてきた会社が次に止まりやすい4つの場所と、
広告を足す前に整える順番を紹介します。
営業の仕組み化とは、特定の人がいなくても、
お客様が同じ流れで「お願いします」まで進める状態をつくることです。
トーク台本や営業マニュアルをつくることだと思われがちですが、
それは一部です。
この流れのどこかが社長や一人の担当者に頼っていると、
売上はその人の時間で頭打ちになります。
反対に、流れが仕組みになると、
売上が特定の人の時間に縛られなくなり、
翌月の数字も読みやすくなります。社長が営業の現場を少し離れても、
受注が止まりにくくなります。
ご相談で伺った内容を並べると、
止まっている場所は大きく4つでした。
首都圏への進出を目指している店舗内装の会社の社長は、
紹介だけの集客に頭打ちを感じている、
とおっしゃっていました。
紹介で来るお客様は、最初から信頼があります。成約もしやすい。だから紹介中心で伸びてきた会社は強いのですが、
紹介の数は自分ではコントロールできません。
新しい地域に出る、売上の目標を上げる。そうなったとき、紹介の数がそのまま天井になります。
ほかのご相談でも、紹介だけに頼ることや、
ポータルサイト(SUUMO)だけでの集客がしんどいことを伺いました。紹介とポータルサイトは、
どちらも「入口を他人に任せている」点で同じ形です。
営業が特定の人についている。これも、ご相談いただいた社長の会社で共通して見えた形のひとつです。
一般に、成約できる人は、お客様の様子を見て、
話す順番や伝える内容を自然に変えています。ただ、それが言葉になっていないことが多く、
ほかの人には同じようにできません。
だから、人を増やしても成約率が上がらない。社長の営業時間が減らない。社長にしかできない仕事と、
渡せる仕事の分け方は、
社長にしかできない仕事は、
思っているより少ないかもしれませんで書きました。
ご相談いただいた社長のひとりは、
SNSの集客を社長ご自身の頑張りで回していて、
全国展開のために広告を増やすかどうか迷っていました。
発信は続いている。それなのに、問い合わせが増えない。
お話を伺うと、HPやインスタから、
見込み客の連絡先を受け取る仕組みがありませんでした。見てくれた人がいても、
その日に問い合わせなかった人とは、
そこで関係が切れてしまいます。
発信を続ける社長の頑張りが、
資産として残っていない状態です。
3つ目とつながりますが、いちばん大きいのはここでした。不動産と店舗内装の社長のご相談では、
どちらも、発信はしていても見込み客の連絡先を受け取っていませんでした。
「今すぐ相談したい」人だけを相手にしていると、
まだ迷っている人、半年後に必要になる人を、
すべて取りこぼします。
今すぐではない見込み客と、関係を続ける場所。それがメールアドレスやLINEの「リスト」です。いわゆるリストマーケティングの考え方です。
私自身、6年以上、
ほぼMeta広告とSEO検索からの集客で成約をいただいてきました。広告や検索で知っていただいた方に、
まずメールに登録していただき、
そこで関係を続けてきたことが、
成約につながっていました。
すぐに買わない人とも、関係を切らない。仕組み化の土台はここだと考えています。
4つのどれかで止まっている会社が、
最初に考えがちなのが「広告を増やす」ことです。
ご相談いただいた社長のなかにも、
すぐに成果が出る打ち手を探している方や、
広告を増やすべきか迷っている方がいました。物流系の社長は、
セミナーや対面の出会いで顧客を獲得してきて、
もっと再現性のあるやり方で伸ばしたいと考えていました。ただ、試したMeta広告はクリックが少なかった、
と伺いました。
でも、受け皿がないまま広告を足すと、こうなります。
原因の多くは、広告の出し方ではなく、
成約までの流れが人の頭の中にあることだと考えています。紹介や対面でうまくいっている成約の型が、
言葉にも仕組みにもなっていない。だから、新しい入口を足しても、同じ型で成約できません。
私がご提案するときは、次の順番で進めます。
広告や新しい施策は、最後です。営業管理のツール(SFAやCRM)も、
成約の型と見る数字が決まってから選んだほうが、
入れたあとに使われなくなる心配が減ります。
既存の仕組みのどこから手をつけるかの考え方は、
中小企業の業務効率化|人を増やす前に、
どこから改善すればいいかでも書いています。
次の質問に「はい」が多いほど、成約が人に頼っています。
営業に限らず、「あの人しか分からない」状態の解き方は、
属人化をなくすには?「あの人しか分からない」を仕組みにする手順にまとめました。
| 止まりやすい場所 | 先に整えること |
|---|---|
| 紹介頼み | 紹介以外に、見込み客が来る入口をつくる |
| 営業が人についている | 成約できている場面を分解して、言葉にする |
| 気合いの発信 | 発信を見た人の連絡先を受け取る場所をつくる |
| リストがない | 今すぐではない見込み客と関係を続ける |
「うちの場合、どこから仕組みにすればいい?」を一緒に整理したい方は、
30分の無料相談もご利用ください。今の成約の流れを書き出すところから、一緒に見ていきます。
今成約できている場面を書き出すことからです。誰が、どの順番で、
何を伝えて成約しているかを言葉にしてから、
マニュアルやツールを考えます。
やめる必要はありません。紹介は信頼のある強い入口です。ただ、紹介の数は自分では増やせないので、
紹介以外の入口とリストを並行してつくっておくと、
成長の天井が上がります。
見た人の連絡先を受け取る場所がないことが多いです。その日に問い合わせなかった人と関係が切れてしまうので、
資料やチェックリストを置いて、
メールやLINEに登録してもらう流れをつくります。
広告で来た人を受け止める流れを先につくります。連絡先を受け取る場所と、
登録した人に成約の型を届けるメールやLINEがあれば、
広告の費用が無駄になりにくくなります。
成約の型が言葉になっていないまま人を増やすと、
成約率は上がりにくいです。先に、今成約できている人が何をしているかを書き出し、
それを渡せる形にしてから人を増やします。
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